ブログ~多様性の小径~


学生団体「カチャモリス・ショミティ」のデビュー

「よこはま国際フェスタ2013」が、
10月19日(土)20(日)@みなとみらい象の鼻パークで開催され、
今年2月にスタディーアツアーでバングラデシュに行った学生が、
国際協力団体「カチャモリス・ショミティ」
(ベンガル語で、青唐辛子・相互扶助グループ)
として、エントリーし、初出展をした。

題して「バングラデシュ:目に見えない豊かさを感じとってみよう!」

メンバー各人のテーマは、
①識字率に表れない文化の高さ
②人々の笑顔
③ストリート・チルドレン
④バングラデシュの女性たち
⑤自然との共存
⑥ファッション文化
だった。

   

   

当日は、フェアトレード商品の販売も行った。
ダッカのフェアトレードショップ、アーロンやクムデニの一部の商品を、
お客さんに値段を付けてもらうという、画期的な方式で、販売した。
実際に、ノクシカタ(伝統刺繍布)のポーチなど、
商品の良さを理解してくれて、設定価格に金額を上乗せしてくれた
お客さんも居たそうだ。

それ以上に、メンバーは、フェスタの準備段階で、
顔見知りになった横浜の国際協力団体やNGO関係者が、
何度もブースを訪れ、新米の出展者の様子を見に来てくれた
ことが、うれしかったと言っていた。
つまり、この企画を遂行するにあたって、
いろいろな人に助けられたこと、つながりあえたことが、
印象に残っているのだと言う。

そして、残念だったというのが、
バングラデシュの(貧しさではなく)豊かさを伝えたいと
エントリーした企画だったが、
フェアトレード商品の販売に忙しく、
展示を説明する時間があまりとれ無かった事だという。

特に、2日目は雨で、開展できなかったので、
悔しさも倍増したようだ。

次の企画は、目に見えない豊かさを伝えるには、
何かできるのか? どうしたらいいのか?が
目標になった。
メンバーのひたむきな熱心さに期待したい。

    

そして、私もフェスタの帰り道、
自分が大学の学園祭に出展したことを思い出した。
大学院のフィールド調査の予備候補地として訪問した、
日本のチベット・岩手県の中のさらにチベットといわれる
岩泉町・安家(あっか)村の物産を、
販売し、また、味わってもらう居酒屋を開店したことを。
イワナやヤマメの燻製に、きのこたっぷりのラーメン、
地酒、手作り豆腐の田楽、安家の短角牛の焼肉など、
地域の豊かさを伝えたいという想いは、昔からだったのだと、
今になって思い出して苦笑ものだけれど、本当になつかしい。

研究することと、発信することと、
昔から両輪のようにやってきたのだと、、、、、。

若い力のすばらしさを、今、また、思う。

 

 

 

 

 

 

大学での教育や共育ファシリテーターとして思ったことなど、日々の思索をつづっていきます。 価値の多様性を尊重し、さまざまな意見に出会いたいとも思っています。 お感じになったことは是非コメントをお寄せください。よろしくお願いします。

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