今日は、ムナケン先生にご指導いただきながら、
KJ法で「パートナーシップについて深く考える会」をもった。
パートナーは、はるさん。
本作業とふりかえりの飲み会も入れると、実に9時間近くかかった。
はるが2009年秋にBe-Nature Schoolの
「ワークショップの作り方コース」の合宿で初トライアルし、
2011年初夏は私と組んで、実践を試みたワークのテーマがこの「パートナーシップ」。
家族や恋愛など、自分の半径3m?にあるパートナーシップから、
国際NGOと現地NGOのパートナーシップや地球環境と私の関係性まで、
パートナーシップの巾は実に広い。
予想どおり、2011年初夏に試みたワークショップでは、
テーマが拡散し、残念ながら惨敗だった。
その仕切り直しをするために、
KJ法で「パートナーシップ」を深めようとしたのが今日で、
実に3年越しの取組である。
元々のワークショップの狙いは、
「私と世界とのパートナーシップを一歩進めるには!」なのだが、
「世界」も「パートナーシップ」も、テーマとするには両方とも大きく、
それを組み合わせれば、当然のように手に余るのだ。
そこを、今日は「パートナーシップの本質を探る」と題して、
KJ法の花火という手法で練った。
最初に出たのは55枚のラベル。
「パートナーシップは育てていくもの」、
「パートナーシップとは共に航海を乗り越えること(優しいだけじゃない)」など、
おもしろいラベルが出てきた。
しかし、55枚は多い。
それを、多段ピックアップ法で24枚に絞り、配置を考えるが上手くいかない。
もう一度配置をゼロからやり直してみるが、内容が平板で構造が見えてこない。
そこですでに、4時間以上が経過していた。
しかし、自分たちで責任をもって選んだ24枚だ。
この段階で辛抱強く、1時間かけて「表札」をつけ、「ラベルに語らしめて」行った。
具体的には、似たラベルをひとくくりにして「島どり」するのだが、
安易に考えると島の外枠に名前をつけるだけ、つまり整理しただけになってしまう。
1枚1枚のラベルに込めた想いが生きて来ないのだ。
それでは、真のKJ法の意味がない。
同じ「島」になったラベルを睨み、「表札」となる文章をていねいに練る。
複数の似たラベルのかたまり(=「島」)から浮き上がってくるイメージをとらえ、
オリジナルな言葉が出てくるのを待ち「表札」とする。
拙速は禁物。
そして、「島」についた「表札」の文章を、さらにもっと丁寧に見ながら、
「大島」をつくり、もう1段上の「表札」をつけていく。
「シンボル」という「大島」を象徴する言葉(キャッチフレーズ)を探し、
最後の30分でようやく光明が見えてきた。
実に長い道のりだ。
「島」についた「シンボル」は、
「旅の始まり」
「(パートナーシップには)時間と愛が必要」
「(パートナーシップは)育み進化する」
「(パートナーシップが始まり持続するためには)気づき、受け入れ、認め合う」
「(パートナーシップの)契約関係(という側面)」
「(パートナーとの)対峙」
「(パートナーシップとは)未知の世界を切りひらく航海」
となった。
そして、このKJ法によるまとめは、
「パートナーシップの本質をさぐる旅」と題された。
ここまで来ると、ワークショップのテーマは自ずと決まった。
「自己の体験からひもとくパートナーシップ-その旅立ち編」
さあ、2012年11月、Be-Nature School
ファシリテーション応用講座「ワークショップ作り方コース」への
OG参加にスタートだ。
はる、さあ、もやいを解いて船を出そう。
ゆっくりでもいい、ていねいに、やっていきたい。