2009年からこの3年、
自分流のワークショップの善し悪し確かめるために、
Be-Nature Schoolのファシリテーション応用講座を中心に、
『ワークショップー新しい学びと創造の場―』(岩波新書)の著者、
中野民夫氏のワークショップに多くのことを学んできた。
それは、ファシリテーションのスキルとマインドであったり、
参加者から「引き出す」のではなく
自ずと「あふれ出す」ような場づくりの重要性であったり、
実践に欠かせないファシリテーターとしての
「あり方(DoではないBe)」だった。
そして、さらにここ1年、私は、
何のためのワークショップなのかを、強く意識してきた。
大学教育では、
学び手(学生)自らが自分の体験を自分の言葉に紡ぎ
相互に承認しあうような場の提供であったり、
小・中学校では、
「(最貧国だけど)バングラデシュになんだか行ってみたくなった。」
「(ダブルの)私はわたしでいいんだ。」
というような多文化共生への気づきだったりした。
しかし、平和で持続可能な社会に向けての
「社会変革」にはまだ遠い。
そこに、3.11だ。
原発を止められなかった私たちは、何をなすべきか。
イデオロギーを超える視座がほしかった。
気づくと中野民夫氏は、また前を走っている。
「至福を追求することと、人や社会が変わること」。
<<社会は変えるものではなく、自ずと変わるもの。>>
それには、自らが至福を追求することが大事だというのだ。
民さんがロマンチストなら、私もロマンチスト。
さあ、私もやろう。
さしずめ、「本当の豊かさって何?」と、
バングラデシュのフィールドや人々に学び・出会う場を、
若い人と一緒に作って行きたい。
胸を張って堂々と、
そして、まわり人の尊厳を大事にしながら、
私自身は謙虚に・謙虚に。
昨日「中野民夫と仲間たちの集い」の企画・実施でも、
人との出会いとご縁に感謝・感謝、
パワーをもらった1日だった。
みんな、ありがとう。
そして、よろしく。